レモン果実酒を作る!本場リモンチェッロに恋い焦がれ、アマルフィを妄想
南イタリアのリモンチェッロ
自宅でレモンが大量になりました!
レモンの木を見ると思いだすのがアマルフィの景色・・・
イタリアンの食後酒として初めて飲んだリモンチェッロは、甘くて濃い、アルコールも高いお酒で強烈な思い出です。
なかなかイタリアにも行けませんね。
そこで、リモンチェッロを作りたいな~と思いつきました。
リモンチェッロとは
「リモンチェッロ」は、日本でいえば自家製の梅酒のような存在。
南イタリアではマンマ(母)の味として、多くの家庭で親しまれています。
なんと400年もの歴史がある伝統酒!
リモンチェッロの主な生産地はナポリやアマルフィのある南部のカンパーニャ州。
通常のレモンより4〜5倍ほど大きいレモンの特産地として知られています。
自宅の庭になったレモンを使って、マンマたちが作りはじめたのが誕生のきっかけだそうです。
400年前はアルコール度数が70度近くあり、農家の人たちが朝、働きに行く前に身体を温めるために飲んでいたとか。
現在のアルコール度数は30度ほど。
冷凍庫でも凍らないので、イタリアでは常に冷やしておき、ピザやパスタなどを沢山食べた後などに、油分を流して消化を良くするような食後酒として、ストレートで飲むのが一般的です。
◆リモンチェッロの作り方
材料:レモン5~6個、スピリタス(アルコール度数96度のウォッカ)1L、
グラニュー糖(600~700g)、水1L
1. レモン(5~6個分)をよく洗って、皮をむく。
(白い部分は苦みがあるため、黄色い部分のみ削る)
2. 密閉容器に1の皮とスピリタスを入れ、10日間ほど漬け込む。
(レモンの皮のエキスがスピリタスに移り、レモンが真っ白になった頃が目安)
3. グラニュー糖と水を鍋に入れて火にかけ、シロップを作って冷ます。
4. 2をこして3とあわせたら瓶に移し、かき混ぜて1週間ほど寝かす。
5. 4を冷凍庫などで保存し、冷えた状態で飲む!
◎リモンチェッロはレモンの皮だけを使用して、実は使いません。
実はジャムなどに利用すると良いですね。
今回は自宅で取れた国産レモン。せっかくな無農薬なので果実も利用したいと思い、ホワイトリカーを使用した、レモン果実酒にしました。
◆日本版リモンチェッロ(レモン果実酒)
材料:レモン6個、角砂糖200~300g、ホワイトリカー900ml
1, レモンをよく水洗いと塩で少しこすり洗いをします。
2, 黄色い部分の皮をむき、更に白い部分をむき、4つの輪切りにします。
3,ふたのついた2L瓶に、レモン→氷砂糖→レモン→氷砂糖と重ね、ホワイトリカーを注ぎます。
4,黄色いレモンの皮をお茶パックに入れて一緒に漬けます。
5,レモンの皮は1週間後に取り出し、レモンは3か月後に引き上げてこします。
★1ヶ月程で飲めるようになり、1年程熟成させるとよりおいしくなります!
オススメな飲み方
ロックで飲むのはもちろんですが・・・
イタリアと言えば、ドライな辛口の『プロセッコ』というスパークリングワイン!
泡好きな私としては、こちらと割るのがお勧め。
8対1くらいの割合で割ります。
ミントなんていれてしまったら、なんて素敵なカクテルでしょうか。
これからの季節、春の陽気に、日向ぼっこをしながら飲みたいカクテルです☆